Lesson 4は『二つの身体の使い方』がテーマです。脚部の回旋操作を主体とした動きと、体幹部の回旋操作を主体とした動きの二つを学びます。具体的には、外股関節に重心を寄せる外バランスと、内股関節に重心を寄せる内バランスの動きを練習していくことになります。ちなみにこのレッスンの中で使っていく『重心』という言葉は身体の中心、いわゆるお臍のしたの丹田付近のことを意味するスキー用語です。本来、重心位置は常に動いている訳ですが、スキーでは身体の中心付近のことを重心という言葉で表現します。重心移動=身体の中心を移動させるということになります。また外バランス・内バランスはこのレッスンだけの用語になります。外脚側でバランスを取り、脚部の操作でコントロールする動きを外バランスといい、内脚側でバランスを取り体幹部の動きでコントロールする動きを内バランスと勝手に位置づけました。言葉よりもどんな動きなのかを覚えていただくことが大切になります。スキーの回旋操作はこの二つの動きを状況に合わせて組み合わせて使っていくことになります。二つの動きは椅子などに腰掛けて行うとわかり易いと思われます。ベーシック部分では主に外バランスの動きを中心に扱っていきます。上半身の動きを抑え、脚部の操作でスキーを操れるようにしておく事が望ましいと思います。上達とともに、また滑走条件の変化とともに、内バランスに動きを徐々に加えていくと良いでしょう。

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