Lesson 7のテーマは回旋操作、押し出し操作のように一気にテールを左右に振るのではな
く、前に進む移動距離を使いながら滑らかにターン弧を描いていく操作です。このレッス
ンでは脚部の回旋操作を主体にスキーをコントロールすることを目標とします。回旋操作
を行う場合、腰の位置は若干後ろに引ける形になります。正確な回旋操作を行うには、股
関節の曲げ伸ばしで荷重をコントロールしていかなければなりません。しかし大回りの場
合は、スピードやスキーの回転性能の助けを借りることができるので、それほど脚部を捻
る意識が無くてもスキーは曲がってくれます。ここで欠かせないのが前後の動きです。回
旋操作に前後動プラスすることで、正しい回旋操作を行うことができます。エッジングの
質はかかとを動かす方向によってコントロールします。ずれ幅を大きくとる場合は、かか
とを外側に動かし、ターン弧を深くする場合は前後動を加えながらかかとを下に押し込む
ような感覚で動かします。両スキーの同調を導き出すためには、外スキーのテール側と内
スキーのトップ側を一緒に動かすことが必要になります。外脚操作がある程度できたら、
内スキーのトップ側を操る動きを身につけましょう。レッスン2で紹介した、止めるエッ
ジングと回すエッジングをもう一度思い出してください。正しい回旋操作を身につけるた
めのポイントは、股関節を活用した荷重動作、トップとテールを同時に動かす動きと前後
動にあります。この操作が基礎課程では非常に重要な操作となります。できるだけ反復練
習を行い、正しい動きを身につけていきましょう。

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