Lesson 5のテーマは前後動と基本動作のおさらいです。
ターン中の前後の動きは基本的には使わなくても滑れます。特に難しい斜面などでは、前
後の動きは使わないほうが良い場合も出てきます。しかしより滑らかなターン弧を描いて
いくには、股関節でスキーの位置を僅かに前後させることで、スキーの回転性や滑走性を
引き出す動きが必要になります。レベルアップしていくには必ず必要になる動きですが、
スキーの指導書などでは、意外と紹介されていない部分です。特に回旋操作、角付け操作
など、積極的にスキーを滑らせたり、より深いターン弧を描くときに必要になる動きです。
上級・エキスパートレベルに上がっていく前に、必ず身につけておきたい動きです。荷重
動作とも関連が深い動きです。スキー操作に入っていく前、または中級レベルの段階でしっ
かりと身につけておきましょう。
このLesson 5のところまでが、滑りのベースを作り上げていくパーツとなります。レベル
アップしていくには、状況に合わせてこれらのパーツを組み合わせて使ていくことになり
ます。また滑りの問題点も常にこのパーツの中に現れてきます。これからのレッスンの中
でも度々出てくる内容となります。確実に動きのイメージをつかんでおきましょう。
台風
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
このところ毎週末、雨に泣かされております。
長野も先週の台風(ラン)の時は雨だけでなく猛烈な風が吹きました。
選挙ではどんな風が吹いたのか、よくわかりませんでしたが、どうやら今週もまた台風のようです。
週末、都内でオフ会という名の飲み会があります。電車とか交通機関に支障が出なければ良いのですが・・・
レッスンは4の二つの身体の使い方がアップされています。
まだ雪が降らないのでイメージがつかみにくいことと思いますが、Lesson5で基本パーツの紹介が終わります。シーズン中に調子が悪くなったら、必ずLesson 1~5のところに戻って確認してください。
台風の後は山が白くなります。気分は凄く高まるのですが、白馬エリアは雨の日が多いため、稲刈りができずにいる田んぼがたくさん残っています。雪は嬉しいのですが、少し複雑な心境です。
寒さが増してきます、冬の準備を進めましょう。
Lesson 4
Lesson 4は『二つの身体の使い方』がテーマです。脚部の回旋操作を主体とした動きと、体幹部の回旋操作を主体とした動きの二つを学びます。具体的には、外股関節に重心を寄せる外バランスと、内股関節に重心を寄せる内バランスの動きを練習していくことになります。ちなみにこのレッスンの中で使っていく『重心』という言葉は身体の中心、いわゆるお臍のしたの丹田付近のことを意味するスキー用語です。本来、重心位置は常に動いている訳ですが、スキーでは身体の中心付近のことを重心という言葉で表現します。重心移動=身体の中心を移動させるということになります。また外バランス・内バランスはこのレッスンだけの用語になります。外脚側でバランスを取り、脚部の操作でコントロールする動きを外バランスといい、内脚側でバランスを取り体幹部の動きでコントロールする動きを内バランスと勝手に位置づけました。言葉よりもどんな動きなのかを覚えていただくことが大切になります。スキーの回旋操作はこの二つの動きを状況に合わせて組み合わせて使っていくことになります。二つの動きは椅子などに腰掛けて行うとわかり易いと思われます。ベーシック部分では主に外バランスの動きを中心に扱っていきます。上半身の動きを抑え、脚部の操作でスキーを操れるようにしておく事が望ましいと思います。上達とともに、また滑走条件の変化とともに、内バランスに動きを徐々に加えていくと良いでしょう。
12月のキャンプ情報
HPに12月のキャンプ情報がアップされました。 http://cyber-ski.com/?p=3124
KMFシーズンインキャンプ・ベーシックキャンプ・1DAY LESSONに参加希望の場合はご連絡ください。
1DAY LESSONは12月29日は1級レベル。30日 1級以上のレベル。31日は1級レベルとなる予定です。12月はベーシックレッスンが主体となります。小回りができるレベルであれば1級コースにご参加いただくことが可能です。ご不明な点等ございましたら cyberski_lesson@cyber-ski.com までご連絡ください。
雪です!
Lesoon 3
ターンコントロールのベースとなる押し出し操作、回旋操作、角付け操作の三つのスキー
操作を学びます。切りかえ時のニュートラルポジションから、どのようにターン姿勢を作
り出していくのかという部分がポイントになります。
押し出し操作は、スキーの横ずれを活用してのスピードコントロールに必要となります。
回旋操作は、エッジングのずれ幅とターン弧の深さをコントロールして行くときに活用し
ます。角付け操作は、横ずれを抑え、スキーを走らせることでよりスピーディーなターン
を描いて行くときに必要となる操作です。正しい基本動作と荷重動作の上に成り立つのが、
この三つのスキー操作です。押し出し操作は主に初級クラスのスキーヤーが活用する操作
です。上級レベルなど、より洗練されたターン弧を描いて行く場合には、回旋操作をベー
スに、角付けと荷重量を調整することでターンコントロールして行くことになります。こ
こでは中低速の中で、三つの操作を明確に使い分けられるようになることが目標となりま
す。
Lesson 2
ベースとなるのは三つの荷重方法と二つの荷重スタイルです。
そして足首と股関節の動きをコントロールすることで、
止めるエッジングと回す(滑らす)エッジングを使い分けます。
特に重要になるのが、ターン始動の荷重し始める部分です。
ここでのウエイトの乗せ方でエッジングの質が大きく左右されます。
滑りに問題が生じたら、必ずレッスン1の基本姿勢と
レッスン2の荷重動作をチェックしてください。
原因の50%以上は、この基本動作の中にあるはずです。
映像でみると、特に難しさを感じない部分かもしれませんが、
この荷重動作は非常に重要な部分です。
おそらくこれからのレッスンの中でも、幾度となく確認することになるでしょう。
レッスン2の内容は確実に把握しておきましょう。
ごあいさつ
シーズンインはもうちょっと先になりますが、
来るシーズンに備え少しずつ準備をすすめたく、
レッスンを受けさせていただくことにしました。
今シーズンは形の良いターンができるよう
頑張っていきたいと思います。宜しくお願いいたします。
サマースキー
Lesson 1
レッスン1の基本姿勢、スキーを履いていない状態で動きをとると簡単にできることなのですが、これを滑りながら行うと意外と難しいかもしれません。ポイントは足首の動きを使いすぎないことです。股関節の動きを意識して、上下動と前後動を組み合わせた動きを試してみてください。そしてスキーをはかない状態で、確実にこの動きを身につけて欲しいと思います。シーズン中、滑りに問題が生じたとき、必ずここに戻ります。自分のバランスの特徴と動きの特徴をしっかりと把握しておきましょう。